【PJ 2007年01月03日】− 「なんだか少ないわね、年賀状」と数枚の同居人宛の葉書を渡すと、「ほとんど、デコメだから。葉書は少ないの」とあっさり返事が返ってきた。デコメとはおめでとうメールである。「普段メールでやりとりしている人はほとんどデコメなの。12時になったら送信をするのがいいの。もらった方もうれしいし」。
日付がかわる12時になった時、除夜の鐘とともに多くのメールが飛び交っていたのだ。年賀状のように、配達の人の姿が見えるわけでもない。とっくに大量のおめでとうメールは届いていたのだ。
年賀状は宛先をチェックし、PCに前もって登録。年賀葉書を購入。年賀状の発売日はニュースで流れるが、忘れていると欲しい年賀状が売り切れていたりする。葉書の向きや活字の大きさをチェックするため何回も試し刷り。カートリッジも予備を用意しておく。登録していた住所等を印刷。裏面も印刷し、ひとこと添えて出来上がった年賀葉書を投函しに行く。指定された期限までに投函しないと、1月1日には配達されない。今まで当たり前と思っていた年賀状を投函するまでのプロセスをデコメは一気に飛び越えてしまった感がする。年賀状の配達枚数が減っているというが、夜中の12時にメールが飛び交っていれば年賀状の出番はない。
年末、残っていた古い未使用の年賀状を交換するために郵便局に行った。新しい年賀状に取り替えてくださいと言うと、「古い年賀状から新しい年賀状は取り替えられないのです。古い年賀状から葉書なら有料ですが、交換できます」と言う。しかたなく葉書に交換してもらった。せっかく年賀状を出そうと思っても郵便局側の都合で新しい年賀状には換えられず、購入しなければならない。
デコメなら、いつものメールを送る要領で入力し、送信ボタンを押すだけ。料金もかからないか、わずかだ。もっと若い10代は「アケオメコトヨロ」。あけましておめでとうございます。ことしもよろしく、の略だ。
「今年は年賀状を一枚も出していないの。忙しかったから。デコメは簡単だし、絵もきれいなの。すぐ着くし」とは同居人の言い分。そういえば、「年賀状買った?」と聞かれなかった、去年の年末は。
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